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ソニー、バンジー買収の可能性に迫る!

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みなさん、こんにちは。
今日は、ソニーGが米のゲーム会社「バンジー」を買収するニュースについて考察していこうと思います。

①The Wall Street Journal
https://jp.wsj.com/articles/sonys-bungie-jump-wont-scare-microsoft-11643694316
②Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-01/R6LLHFT0AFB701?srnd=cojp-v2

POINT

マイクロソフトとの買収合戦

メタバースの可能性

 

その前に、28日の主要株価指数の終値から振り返りましょう。

主要株価指数

ダウ工業株30種平均 +1.17%
ナスダック総合指数 +3.41%
S&P 500指数 +1.89%
ラッセル2000指数 +3.04%

月末ということもあり、このところの下げが一服。IT・ハイテク株中心に買い戻しされました。ナスダックは2%超の大幅高となりました。今月これまで10%下落していますが、下値不安は根強く、この日の上昇(2%超の大幅高)はあくまで月末のリバランスとの見方もあります。個人的に気になるのは、ボリュームの小ささで、ショートポジションの人が利確に動いたと思っています。今週金曜日の雇用統計や次回3月のFOMCまでは、楽観視できないと思います。

ソニー、米バンジー買収 4100億円

 
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は1月31日(現地時間)、Xbox独占ゲーム「Halo」やマルチプラットフォームゲーム「Destiny」シリーズなどの開発で知られる米ゲーム企業バンジーを買収する正式契約を結んだと発表しました。買収総額は36億ドル(約4100億円)です。

ソニーを突き動かしたのは何か?
一つの要因として、マイクロソフトがアクティビジョン・ブリザードを買収する、と発表したことが挙げられます。この発表を受け、ソニーの株価は、1月18の発表から28日の取引終了までに14%下落してしまいました。しかし今回、このソニーのバンジー買収の発表を受け、株価は続伸しています。

この買収について、ブルームバーグの記事では、このように書かれています。
『エース経済研究所の安田秀樹シニアアナリストは、「米マイクロソフトに対抗策をとってきたので、市場には評価の方が多い」との見方を示した。半面、マイクロソフトとの囲い込み合戦が今後も続くことになり、「体力差を考えるとソニーGにとっては厳しい選択」だと述べた。』

またウォールストリートジャーナルではこのように書かれています。
『巨大テック企業の資金力に対抗するのは、規模でやや劣る競合企業にとってさえ難しいものだ。』

メタバースを見据えたプラットフォームの強化

現在のホットな話題といえるオンライン仮想空間「メタバース」は、投資家の間でも新たなファン層を獲得しています。
昨年ソフトバンクグループは、韓国のメタバースプラットフォームに1億5000万ドル(約170億円)投資すると発表し、またマーク・ザッカーバーグ氏はフェイスブックの社名をメタ・プラットフォームズに変更し、メタバースの開発に数十億ドルを投入すると発表しました。

そして昨日テスラについて記事を投稿しましたが、イーロンマスクCEOやアップルのクックCEOも決算発表の際、メタバースへの意欲を表しました。

『メタバース』というキーワードを出すとマーケットも敏感に反応することから、メタバースの可能性の大きさを感じさせられます。

今回のソニーのバンジー買収のニュースを受け、アメリカのメディアは、「需要が高まりつつあるメタバースを見据えたプラットフォームの強化と、市場の縄張り争いの一環だ」と報じました。上述のブルームバーグやウォールストリートジャーナルのような考え方もありますが、個人的には、日本のソニーがソニーらしいメタバース空間を創って、発展していっていただきたいと思います。

ここ最近のこのようなニュースを見ていると、ひと昔に想像した社会の未来像がすぐそこまで来ているのだなと考えさせられますね!

今後も注目のニュースがあれば、紹介していこうと思います!

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それでは次回をお楽しみに👋

※投資は自己責任で

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