Shukabu blog ~株式投資から世界情勢を学ぶ~

アマゾン、ペロトンに関心!

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みなさん、こんにちは。
四半期決算を発表したアマゾンは、メタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)の決算で、IT・ハイテク株が大きく売られてしまっていた中、急伸しS&P500種やナスダック100指数を押し上げてくれました。
また昨日発表された1月米雇用統計で雇用者数が市場予想を大きく上回ったことから米長期金利が上昇し、金融株が買われたことも相まって、相場は押し上げられました。

そんなアマゾンについて注目のニュースがありましたので、ご紹介したいと思います。

The Wall Street Journal
https://jp.wsj.com/articles/amazon-other-potential-suitors-explore-peloton-deal-11644028386

POINT

ペレトンの買収に関心

相乗効果の期待

 

その前に、4日のマーケットの主要株価指数の終値から振り返りましょう。

主要株価指数

ダウ工業株30種平均 -0.06%
ナスダック総合指数 +1.58%
S&P 500指数 +0.52%
ラッセル2000指数 +0.57%

今日のNY株式市場、ダウ平均は小幅続落。米雇用統計が市場予想を大幅に上回ったことから、株式市場はネガティブな反応を示しました。メタ・プラットフォームズの暴落はメタ固有の問題との見方も出てきていることから、IT・ハイテク株の買いが強まり、ナスダック指数を押し上げていったという印象です。

アマゾン、ペロトン買収による相乗効果は?

 

それでは、まずアマゾンの決算内容から確認していきましょう。
3日発表した10-12月期の売上高は9.4%増の1374億ドル(約15挑8000億円)。1株利益は27.75ドル。昨年IPOしたEVメーカーのリビアン・オートモーティブへの投資に伴う税引き前利益が大きく寄与しました。

アマゾンの中で最も収益性が高いクラウド部門AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)の売上は前年同期比40%増の178億ドル。営業利益は32%増加し、52億9000万ドル。広告収入は32%増の97億ドルとなっています。広告収入はこれまで「その他」売上高のカテゴリーに入っていましたが、今回初めて開示されています。

一方、オンラインストアでの販売は約1%減の661億ドルで、コロナ禍の影響で大きく伸びた前年から減少はしましたが、収益性の高いクラウド事業や広告事業で十分補った形となっています。

アマゾン株が大きく上昇した要因はこちらの決算内容だけしょうか?
投資家の中では、2018年以来のアマゾンの有料会員サービス「プライム」の会費を引き上げることに対する好感も大きいと言われています。

そして、今回注目したいニュースが、米フィットネス機器ペロトン・インタラクティに対する買収についてです。

ペロトンは、2019年にIPOされたホームフィットネス事業を展開する企業です。同社はコロナ禍の「巣ごもり消費」需要を追い風にして急成長しましたが、先月一部のフィットネス機器の生産を停止すると報道があり、一時同ペロトン株は27%下落しました。4日の終値は24.60ドルとなり、IPO価格の29ドルを割り込んでいる状況です。

そんなペロトンに対して、アマゾンは買収に関心があるという報道が出ました。ウォールストリートジャーナルでは、アマゾン以外にも複数の買い手候補が事業取得に関心を示していると書かれています。この報道を受け4日の時間外取引でペロトン株価は約30%急騰しました。

両社の既存事業には、相乗効果の期待が出来る分野が複数あるといい、サプライチェーンの混乱の中では、アマゾンの物流事業を活用することで支援に繋がることが出来たり、ペロトンが展開するサブスクリプション(定期課金)型サービスについては、「アマゾンプライム」を補完するといったことも考えられ、さらなるプライム会員の拡大に繋がる可能性を期待させます。

まだ報道段階なので、どうなるのかは分かりませんが進捗を注視していこうと思います!

それでは次回をお楽しみに👋

※投資は自己責任で

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